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角田市郷土資料館「旧氏丈邸」で愉しむ日本の四季

郷土資料館の春

角田市郷土資料館
端午の節句が近づく4月下旬。風にたなびく大きなのぼりが掲げられスタートするのが春の催し「五月飾りと甲冑」。
角田石川家の家紋である笹竜胆(ささりんどう)と勇壮ににらみをきかせる魔除けの神・鍾馗(しょうき)様が描かれたのぼりが来館者を出迎えます。
角田市郷土資料館
鯉のぼりを立て、身を守る鎧や兜を飾り、男の子の成長を願う端午の節句にちなんで開催されるこの催しでは、甲冑、刀や火縄銃などの武具を一同に展示。平成10年に角田市文化財に指定された、角田領主石川氏伝来とされる「紺糸最上胴具足(こんいともがみどうぐそく)」をはじめ、ずらりと並んだ豪華なつくりの甲冑に目を奪われます。
角田市郷土資料館
館内を彩るさまざまな手作りの飾りも見事。角田市内の折り紙愛好家「おりづる会」による、美しい五月飾りや鎧兜の繊細な折り紙が館内随所に置かれます。成長を祈願する“鯉”、円満に美しく・何事も丸く納まるようにという願いがこめられた“鞠”、邪気・悪霊を払い、延命長寿を意味する“桃”など子の成長を願った細工物が連なる「ひまわり会」による吊るし飾りも必見。
角田市郷土資料館
会期中は戦国武将家紋切り絵や子供向けの甲冑着用体験などのイベントも実施。厚紙で作られたとは思えないほど完成度の高い手作りの甲冑をまとった男の子たちは、戦国武将さながらに勇ましく大変身。館内には元気いっぱいな子どもたちの、無邪気な声が響き渡ります。

「五月飾りと甲冑」 4月下旬~5月上旬開催

郷土資料館の夏

角田市郷土資料館
7月7日の夜に限り、天の川を渡って逢瀬を許される、織姫と彦星のロマンチックな星物語を由来とする七夕。笹竹に短冊や吹き流し、折り鶴などの七つ道具を飾る七夕飾りはおなじみですが、郷土資料館の夏の企画展「七夕」では、平安から江戸期当時の七夕風景を楽しむことができます。
角田市郷土資料館
梶の葉は織姫と彦星の逢瀬を祝い、機織りの名手である織姫にあやかって手習いごとの上達を願う中国の行事「乞巧奠(きっこうでん)」にちなんだ展示。平安時代に日本にもその風習が伝来し、梶の葉に和歌をしたため、習字や詩歌が上達するよう星に祈りをささげていました。
角田市郷土資料館
香炉と水鉢を置き、素麺やお神酒、米、枝豆、ナス、ウリなどを供えた「星お祭棚」は藩政時代に石川家に飾られていたものを、古文書にしたがって再現しています。段飾りの前には“楽器が上手になるように”と琴や三味線、太鼓などの楽器が並べられ、姫の成長を願ったとされています。
角田市郷土資料館
縁側から南側の庭に立てられた4本の笹竹に揺れるのは<青・赤・黄・白・黒>の短冊。短冊は子どもたちに願いを書かせ、「星お祭棚」同様、七夕に石川家で飾られていました。時代とともに七夕のお祝いは形を変えて行われていますが、郷土資料館では江戸期の風情ある奥ゆかしい七夕を体感することができます。

「七夕」 6月中旬~7月上旬開催

郷土資料館の秋

角田市郷土資料館
夏の暑さが薄れ、虫の音が涼やかに響く秋。稲穂に見立てたすすきとお供えを飾り、豊作祈願や収穫の感謝をし、美しい月を眺めるお月見は秋の風物詩でもあります。郷土資料館では、そんな日本の雅な習わしを取り入れ、静かな秋の夜長を楽しむ催しを行っています。
角田市郷土資料館
十五夜は月がとても美しいとされる晩。名月を愛でながら、世界最古のオーケストラとも言われる雅楽の調べに耳を傾け、優美な巫女舞を鑑賞する「みやびのしらべ」が敷地内の広場で開催されます。雅楽の奥深い響きと舞、空に浮かぶ月が幽玄な世界をつくり出し、見る人を魅了します。
角田市郷土資料館
月明りを楽しむのは十五夜だけではありません。日本では古くから旧暦9月13日の十三夜も月が美しいとされてきました。十三夜の名月は「筝(そう)のしらべ」(平成28年)が行われ、日本の伝統楽器である筝の澄んだやわらかな音色を聞きながら、月を鑑賞。縁先から見上げる月もまた、風情があります。(平成29年は「平家のしらべ」を開催予定)
角田市郷土資料館
2016年に初めて開催した「氏丈邸の宵灯り」と題された3日間限りの夜間開放では、昭和初期当時の照明器具を取り付け、あたたかな灯りがともる往時の姿を再現。庭園の石灯籠にはろうそくの火をともし、敷地内のいたるところに行灯を飾ってノスタルジックな雰囲気を演出。昼の喧騒を忘れるような、静かで幻想的な空間に酔いしれることができます。

■十五夜 毎年旧暦の8月15日前後に開催(※詳しくは館にお問い合せください)
■十三夜 毎年旧暦の9月13日前後に開催(※詳しくは館にお問い合せください)
■氏丈邸の宵灯り 10月中旬開催(※詳しくは館にお問い合せください)  
※催事内容は変更される場合があります

郷土資料館の冬

角田市郷土資料館
桃の節句を前に、艶やかな雛人形や飾りが展示される企画展「雛人形」は郷土資料館が一年で一番賑わう季節。仙台藩祖・伊達政宗公の次女 牟宇姫が12歳で伊達家一門筆頭石川家に嫁いだ際に持参したと伝わる雛人形はほかでは見られない大名家のお雛様とあって、県内外からたくさんの来館者が訪れます。
角田市郷土資料館
絢爛豪華な唐衣(からぎぬ)をまとった男雛、女雛はもちろんのこと、一緒に飾られているお膳やお酒を入れる指樽(さしだる)などの雛道具、平安時代から日本に伝わる遊びで花嫁道具の定番だった「貝合わせ」の美しさも見事。
角田市郷土資料館
ほかにも芥子雛や古今雛、立ち雛など、年代や形が異なるさまざまな雛人形も展示。また、春の催し「五月飾りと甲冑」でも美しい古典折り紙を展示する「おりづる会」制作の折り雛が飾られ、館内はひなまつりムード一色に彩られます。
角田市郷土資料館
椿や桃の生木に直接飾りつける折り紙で作った「吹花(ふきばな)」は古文書から読み解かれた角田城の雛飾りから再現。花が咲かない時期でもおひなさまに華を添える飾りとして、室内に飾られていた先人たちの知恵です。水に生けているため暖かくなると本物の花が少しずつ咲いてくる様子がなんとも風流です。

企画展「雛人形」 2月中旬~3月中旬開催