宮城県角田市の観光情報を発信!ココカクダ

  • イベントのお知らせ
  • イベントカレンダー
  • トピックス
  • 角田のまちづくり
  • 角田の宇宙研究
  • 角田の食
  • 角田の文化
  • 角田の自然
  • 角田の歴史

夢 Vol.5 後編 JAXA角田宇宙センター管理課 石河久樹

宇宙への夢を抱く人びとへ科学のこころで解説

夢を思い続けて子どもたちに科学のこころを伝える

石河さんが広報の仕事に就いてほぼ3年が経過。石河さんはもともと宇宙を目指していたのだろうか?「小学生の時から、教師になるのが夢でした」と意外な答えが返ってきた。白衣を着て教科書を持って教える姿や生物室や化学室で実験をする先生の姿に憧れ努力したが、思いは叶わなかった。いろいろ事情もあり、夢はお預けとなったが、科学に関係する道だけは譲れなかった。やりたいことは何か?を一から探して目標を見つけ、国家公務員の試験を受けて合格したものの、残念ながら第1希望の気象台の採用枠はなく、採用予定リストに「科学技術庁(当時)航空宇宙技術研究所」の名前を見つけ現職へ就く。
さて夢の続き。JAXAは依頼があれば、「宇宙教室」という形で小学校などへ赴き、実験や工作、宇宙のお話をする。講師を担当したときは、本番前に仕事仲間の協力を得て、実験の予行練習をしたり、当日は臨場感を出すために白衣を着たりした。実験中の子どもたちの活き活きした目を見て、「教師ではないけど、別の形で夢をかなえることができたかな?」と思ったひとコマだったそう。夢はあきらめず、思い続けてかなうものかもしれない。

「宇宙開発展示室」のある東地区

小さい頃の「なぜ?」「どうして?」を持ち続けてほしい

「JAXAの仕事をご理解いただくために、私たちがどういう研究・開発をして、それが私たちの生活にどのように役に立っているのか?また、宇宙開発が将来どのようになっていくのか?ということを、見学にお越しいただいたお客さまに分かりやすく説明する」のが広報の重要ミッション。時には、勉強のために研究者のところに行って、話を聞いたり、試験を見せてもらうこともあると言う。また、9月に開催される一般公開は宇宙に親しんでもらう人気のイベントで、これらを通じて角田宇宙センターをPRする大事な機会だ。その企画も石河さんら実行委員会が担当する。角田市のはやぶさまつりと同時開催し、シャトルバスで2会場を行き来できる。角田市が科学実験など科学のこころを楽しむイベントに対して、JAXAは恒例の水ロケットの打ち上げなど宇宙を中心にイベントを開催している。かつて宇宙食の試食やロケット打ち上げ時の音響体験などがあったが、イベント内容は実行委員会で毎年一から企画しているそうだ。はやぶさの帰還や宇宙を題材とした漫画の影響でこのところ関心が高く、ここ最近は2000人を超える来場者があったという。「科学はとてもおもしろい。小さい頃の「なぜ?」「どうして?」を持ち続けて欲しい。自分で調べることで、より興味を持つことができると思います。少しでも多くのみなさんが科学を好きになって、その中でも特に宇宙や航空の道を選んで、『JAXAに入りたい』と言う方が増えていただけると嬉しいですね」と石河さんは優しく微笑む。

Hisaki Ishikawa Profile

石河久樹さんプロフィール

秋田県出身。小3の時に仙台へ。国家公務員Ⅲ種試験に合格後、当時の科学技術庁・航空宇宙技術研究所に入所。以来角田を皮切りに、調布、つくばを経て、現在の角田宇宙センターへ。主に広報を担う管理課になって3年経過。とりわけ生物が好きな理系男子で、化学や地学(特に気象)にも造詣が深い。「JAXAにいるのに?」と言われますが、もちろん宇宙も好きですよ(汗)

Vol.5 JAXA角田宇宙センター管理課 石河久樹 | 前篇へ