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梅 Vol.3 後編 梅加工者 佐藤きい子

マイスター独自の土用干しがさらなる味の決め手

熟練の手の感触がなせる技

角田の梅干しは梅の実、シソ、塩だけでつくる正真正銘の自然食品。砂糖などで味をつける調味梅干しとは違って、常温でもしっかり保存がきく塩分(17%)にしているという。その作り方は、収穫したての梅を数時間水につけ、水気を切ってから塩漬けを2~3週間。そして梅雨が明けるころに土用干しを始める。「3日3晩はあくまで基準。形や大きさで加減していくんです」という。風や日光など、気候条件によっても異なる。干す時間が足りないとぶよぶよしてしまい、逆に干しすぎると硬くなってしまう。そこで一つひとつを丁寧に手返しし、熟練の手の感触によって判断する。その後にシソのつゆを入れ、本漬けへと移るのだ。

加工技術の発達と共に女性の地位が向上

「寝込んだときに一番欲しいのが梅干しだね」と笑顔のきい子さんが、色鮮やかな『越乃梅』の梅干しをすすめてくれた。ふわふわの果肉からしょっぱい、すっぱい味が口じゅうに広がった。松沢さんから梅を仕入れ始めたのは平成5年ごろ。二人の付き合いは昭和の生活改善委員時代に遡る。農家の主婦の地位向上のため、漬物や味噌などの加工品の勉強会が熱心に開催されていた。「当時の勉強会からの知識が今でも役に立ち意味深いものだった」となつかしく話すきい子さんはこれからも家族や地域のために熟練の技を伝え続けていく。

きい子さんの作る「姫のやさしうめ」
産直広場あぐりっと(0224-65-3887)にて販売中。

Kiiko Sato Profile

佐藤きい子さんプロフィール

2012年梅干しマイスターに認定される。
農協梅干し部会時代は、会員への技術の伝承に努めるほか、第3代農協梅干し部会長として手作り漬け物のPR、加工技術の向上に取り組む。また5年間、中学校の総合学習の一環として「梅干しづくり」の講義も行った。現在梅干しづくりのほとんどをお嫁さんの久美子さんに任せ、技術の指導の日々を過ごす。

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